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フリーランスが実際に使っているツール・サブスクを棚卸ししてみる

フリーランス

フリーランスになると、会社員時代とは違って、業務に使うツールも自分で選んで、自分のお金で契約することになります。
会社員の頃は、必要なソフトやツールは会社が用意してくれていて、その裏でどれくらいのコストがかかっているのか意識したことはほとんどありませんでした。

独立してからは、何を導入して、何を見送るか。この判断は、そのまま毎月の固定費に直結します。
便利そうだからといって次々契約していけば、あっという間に支出は膨らみますし、逆に出し惜しみしすぎると作業効率が落ちて本末転倒になることもあります。

この記事では、今実際に使っているツール・サブスクを、無料・有料に分けて、それぞれ「なぜそれを選んだか」「他の選択肢と比べてどうか」まで含めて正直に棚卸ししてみようと思います。

フリーランスとして独立するきっかけになったWEBCOACHのレビューついては、こちらの記事にまとめています。

無料で使っているもの

まずコストをかけずに使っているツールからです。無料であっても、なんとなく選んでいるわけではなく、それぞれ選んだ理由があります。

マネーフォワード クラウド確定申告

会計・確定申告関連の管理に使っています。他の会計ソフト、たとえば弥生の青色申告オンラインやfreee会計も候補に挙がりましたが、案件が増えて請求書発行の機会が増えたときに、請求管理から確定申告までを一元管理できそうだという見込みで選びました

とはいえ、実はまだ入力作業には十分に手をつけられていない状態で、そのあたりの正直な状況は別の記事に詳しく書いています。

Figma

デザイン制作のメインツールとして使っています。WEBCOACHでの学習時から使い慣れていたことに加え、ブラウザベースで動作が軽く、クライアントとのデータ共有もURLひとつで完結する手軽さが決め手でした。

私が学習を始める前までは一般的にAdobe XDも選択肢としてあったようですが、Adobe XDは単体版の新規販売がすでに終了しており、実質的にメンテナンスモードに入っています。

案件を探す上でも、クライアント側からFigma指定で依頼が来ることも多く、業界的にもFigmaへの一本化に向けて進んでいる印象があります。学習時にFigmaで基礎を固められたのは、今振り返るとタイミング的にも良いカリキュラムだったと感じています。

Figmaの無料プランには編集可能なファイル数やチーム機能に制限がありますが、個人で案件を回している今の段階では、その制限に引っかかることはほとんどありません。

Notion

タスク管理や案件ごとのメモ、学習記録の整理などに使っています。

似た用途のツールにはTrelloやEvernoteもありますが、Notionはメモ・データベース・タスク管理を一つのツールの中で横断的に扱えるのが決め手でした。案件が増えてくるにつれて、情報を一元管理できる場所があるのはかなり助かっています。

VSCode

コーディング作業のメインエディタです。これは厳密には「サブスク」ではなく、そもそも登録や契約という概念自体がない、無料で使えるアプリケーションです。

フリーランスになってから当たり前のように毎日使っていますが、改めて考えると、拡張機能によって自分好みにカスタマイズできる自由度も含めて、これだけの機能が無料で使えるのはありがたいことだと感じます。

有料で契約しているもの

続いて、実際にお金を払って契約しているものです。無料ツールと違い、こちらは「本当にその金額に見合う価値があるか」を意識して選んでいます。

Claude

主にコーディング支援として使っています。特にClaude Codeを使う機会が多く、コーディング作業のスピードや精度がこれによってかなり変わってきた実感があります。

以前は詰まった部分を一つひとつ自分で調べながら解決していましたが、今はコードの生成や修正の相談をしながら進められるので、作業時間の使い方自体が変わってきた感覚があります。

無料の生成AIツールで代用できないかも試しましたが、コーディングの文脈を理解した提案の精度や、複数ファイルにまたがる修正への対応力を考えると、今のところ有料の投資に見合う効果を感じています。

在宅環境の記事でも触れましたが、AIツールを使ったコーディングはマシンへの負荷も大きいので、PCのスペックとセットで考える必要があるツールだとも感じています。

Adobe(illustrator・Photoshop)

デザイン制作、特に細かい調整や画像加工が必要な場面で使っています。Figmaだけでは対応しきれない、写真の精密なレタッチなどの作業はillustratorとPhotoshopに頼る形で使い分けています。

無料の画像編集ツールも一通り試しましたが、クライアントから支給される既存のillustrator・Photoshopファイルをそのまま開いて修正できる互換性の高さは、業務として案件を受ける上で無視できないポイントでした。

ここは今のところ削れない、必須の投資だと感じている部分です。

エックスサーバー

もともとこのブログ用に契約していたサーバーですが、開業をきっかけに、ポートフォリオ用として新しく別のドメインを取得しました。

これまでポートフォリオは、このブログのサブドメインで運用していました。ブログを始めた当初は、それで特に不都合を感じていなかったのですが、開業して屋号を掲げて活動していく以上、サブドメインのままではなく、きちんと独立したドメインを持った方がいいと考えるようになりました。
ブログの一部という位置づけのままだと、案件を探してくれている人やクライアントに向けて見せるには少し中途半端な印象があったのも理由のひとつです。

加えて、ポートフォリオ自体も内容が古くなってきていて、そろそろ大幅にリニューアルしたいと思っていたタイミングでもありました。
どうせ作り直すなら、この機会にドメインもきちんと分けておこうと考え、新しくドメインを取り直すことにしました。

ブログとポートフォリオ、それぞれの役割をきちんと分けて運用していきたいという意図です。

登録はしているが、仕事では使っていないもの

Canva

無料プランに登録はしていますが、仕事では使っていません。デザイン制作はFigmaとAdobeで完結できているため、今のところ出番がない状態です。
プライベートで簡単な画像を作るときに使う程度に留まっています。

テンプレートの手軽さは魅力的ですが、案件で求められる細かい調整には対応しきれない場面が多く、業務用としては今のところ選択肢から外れています。

今後、検討していること

Figmaの有料プラン

案件の規模やクライアントとの共同作業が増えてくれば、無料プランでは機能的に足りなくなる場面が出てくると予想しています。
特に、複数人での同時編集やバージョン管理が必要になる案件が増えたときが、移行を検討するタイミングになりそうです。

今すぐではありませんが、必要になったタイミングで有料プランへの移行を検討するつもりです。

クラウドストレージ

案件データやポートフォリオ素材が増えてくると、ローカル環境だけでの管理には限界が出てきそうだと感じています。PCの故障や紛失に備えたバックアップの観点も含めて、こちらも将来的に導入を検討する必要が出てきそうです。

振り返って思うこと

改めて棚卸ししてみると、今のところ「なんとなく契約しているもの」はなく、必要になったタイミングで一つずつ導入してきた形になっていると感じました。

無料ツールで足りるうちは無理に有料化せず、Adobeやエックスサーバーのように、案件やブランディングに直結する部分だけ思い切って投資する、というバランスで進めてきた結果が、今のラインナップなのだと思います。

ただ、Figmaやクラウドストレージのように、案件の規模が変わればすぐにでも見直しが必要になりそうなものもあります。
固定費を増やす判断は、開業届や社会保険の手続きのときと同じように、後から取り返しがつきにくい部分もあるので、必要になったタイミングで都度見直していきたいと思っています。

ツール選びに正解はないと思いますが、「今の自分に本当に必要かどうか」を都度問い直す姿勢だけは、これからも続けていきたいです。