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私の推し活の話――観戦はふたりが基本、「観戦仲間」と呼べる人はいないけれど

推し活

前回、DAZNでの推し活について書きました。

今回は、実際にスタジアムに行くときの過ごし方について書いてみようと思います。
誰と行くのか、会場でどう過ごすのか、そしてSNSとの距離感。改めて言葉にしてみると、自分でも「意外とこういうスタイルだったんだな」と気づく部分がありました。

観戦はふたりが基本。ひとりで行くのはデイゲームの日だけ

直近の観戦は、ほとんど夫と一緒です。夫の予定が合わない日は一人で行くこともありますが、これは主にデイゲームなど、犬のお世話や家の用事を先に片付けられるタイミングに限っています。

ナイトゲームで夫が行けないときにまで無理に一人参戦する、ということはしていません。そこは以前書いた「家庭>趣味」のスタンスと変わりません。

一人参戦になる理由は、誘う友達がいないことと、誘いにくいことの両方です。
以前は友達を誘って行くこともあったのですが、それぞれ結婚や引っ越し、仕事の変化などでライフステージが変わり、今は気軽に誘いにくくなりました。

誰かが悪いわけでもなく、それぞれの生活が進んでいった結果なので、寂しさよりも「まあ、そういうものだよね」という感覚の方が近いです。

それでも、サッカーとは関係のない知り合い(地元の友達や元の職場の人)がたまたま同じ試合を見に来ていて、会場でばったり会うことは今でもあります。

「誘えばいいのに」と思われるかもしれませんが、サッカー観戦って、好きの熱量や見方の癖が人によってかなり違うものだと思っています。
だからこそ、無理に誘って気を遣わせるより、一人か夫とふたり、という今の形に自然と落ち着いたのかもしれません。

ファンイベントには参加しないけど、キッチンカーはいつも利用する

スタジアムでは、参加型のファンイベントには基本的に参加していません。十年ほど前に一度参加したことがあるのですが、とにかく並ぶのが大変で、それ以来なんとなく足が向かなくなりました(笑)。

試合前後の限られた時間を、列に並ぶことに使うか、席でゆっくり過ごすことに使うか。今の自分は完全に後者を選んでいる、ということなんだと思います。

一方で、キッチンカーや売店はいつも利用しています。
場外ステージも、キッチンカーの列に並びながらついでに眺める、というくらいの距離感です。並んでいる間の時間つぶしとしてはちょうどよくて、わざわざそのために場所取りをするほどの熱量ではない、というのが正直なところです。

調べてみると、Jリーグの各クラブは想像以上にユニークな企画をやっていることが分かります。

川崎フロンターレは、ホームゲームで牧場を丸ごとスタジアムに持ち込んで動物のかけっこや羊の毛刈り、牛の乳搾りを開催したり、Jリーグ初とみられる流鏑馬の実演を行ったりしています。
東日本大震災をきっかけに始まった陸前高田市との交流も、十年以上続く取り組みとして知られていて、単なる一時的な話題作りではない継続的な関係性なのが印象的です。

グルメも見ていくと面白くて、ジェフユナイテッド千葉の「喜作のソーセージ盛り」や、鹿島アントラーズの「モツ煮」のように、一つのメニューがクラブの名物として定着している例もあります。

町田ゼルビアの試合では、DA PUMPやMAXといった有名アーティストがハーフタイムにスペシャルライブを行ったこともあるそうです。

西日本にも負けず劣らずの企画があって、ヴィッセル神戸とセレッソ大阪がお互いのスタジアムグルメを味わい尽くす対抗企画をやっていたり、サンフレッチェ広島は泡フェスや縁日ブースを組み合わせた大掛かりなナイトイベントを開催していたり。

リーグ全体としても、アイドルグループが公式アンバサダーになってシーズンを盛り上げたり、人気ゲームやVTuberグループとコラボしたりと、サッカーにあまり興味がなかった人を巻き込もうとする企画がいろいろ動いています。

正直、サッカーにそこまで興味がない人にこそ、一度こういうイベントの日に足を運んでみてほしいなと思います。話が少しそれましたが、それくらいJリーグおよび各クラブの本気度は高いです。

こうして並べてみると、自分が普段どれだけ「試合そのもの」しか見ていないかに気づかされます。
同じチケット代を払っていても、キッチンカーの列に並ぶだけで満足している人もいれば、イベント目当てで朝から並ぶ人もいる。

スタジアムの楽しみ方は、思っている以上に幅があるんだろうなと思います。

SNSは「見る専」。実況を眺めるだけで満足している

現地で観戦しているときは、SNSはあまり見ません。目の前の試合に集中したいというのもありますし、スマホを頻繁に見ること自体、現地の空気を味わう時間としてはもったいない気がしています。

逆にDAZNで見ているときは、みんながどんな反応をしているのか気になって、ハッシュタグや掲示板をよく覗いています。試合後の感想や、一眼レフで試合を撮っている人たちの投稿を眺めるのも好きです。

ただ、そこで誰かと相互フォローしたり、直接やり取りをしたりすることはほとんどありません。いわゆる「観戦仲間」と呼べる人も、正直今はいません。
見ているアカウントはいくつもあっても、そこから双方向のやり取りに発展したことはない、という感じです。

観戦仲間がいたら、きっとそれはそれで楽しいんだろうなとは思います。感想を語り合ったり、一緒に一喜一憂したりするのも、想像すると良さそうです。

それでも今のところは、自分のペースで見て、自分のタイミングで感想を飲み込む今のスタイルが、性に合っているように感じています。

今のスタイルに、今のところ満足している

こうして書き出してみると、観戦仲間がいない、参加型イベントにも顔を出さない、というのは、傍から見ると少し寂しく見えるかもしれません。
でも実際は、夫と過ごす時間、たまに一人で過ごす時間、それぞれに心地よさがあって、今のバランスに特に不満はありません。

推し活というと、仲間と盛り上がる姿がイメージされやすい気がしますが、必ずしもそうじゃなくていいんだろうなと、書きながら改めて思いました。

誰かと分かち合う楽しさも分かるつもりですが、一人で完結させる楽しみ方があってもいい。
今のところは、そのくらいの温度感でいいと思っています。

これからライフステージが変われば、また違うスタイルになっていくのかもしれませんが、今のところは、この距離感でしばらく続けていきたいと思っています。

無理に誰かと繋がろうとしなくても、自分にとって心地いい形で推し活を続けられていること自体が、今はいちばんの収穫なのかもしれません。