PR

退職後からフリーランスになるまでに行った手続きの記録

フリーランス

独立にまつわる手続きを振り返ってみると、やったことはやったなりに、判断を誤ったと感じている部分もあります。

会社員時代は、社会保険も年金も、給料から天引きされる形で会社が処理してくれていました。手続きの存在すら意識したことがなかったというのが正直なところです。
会社を辞めて初めて、こうした手続きの一つひとつを自分で判断し、自分で動かなければいけないという現実に直面しました。

ここでひとつ補足しておきたいのが、手続きのタイミングです。
社会保険・年金の切り替えは、会社を辞めた直後、まだ「フリーランスとしてやっていく」と確定していなかった時期に対応しました。

一方で開業届は、そこから学習を重ね、フリーランスとして進んでいく意思がある程度固まってから提出しています。同じ「独立に関する手続き」でも、実はこの2つはかなり時期も状況も離れていました。

この記事では、それぞれ実際にどう動いたかを、時系列に沿って記録として残しておきます。これから独立を控えている人の判断材料になれば嬉しいです。

フリーランスとして独立するきっかけになったWEBCOACHのレビューついては、こちらの記事にまとめています。

会社を辞めてすぐ、社会保険は国民健康保険に切り替えた

会社員時代は会社の健康保険と厚生年金に加入していましたが、退職後は国民健康保険・国民年金への切り替え手続きを行いました。
会社員を辞めると、それまで加入していた健康保険からは自動的に外れることになるので、退職後の一定期間内に自分で手続きをしなければ、無保険の状態になってしまいます。
この期限があることを知って、優先度を上げて対応した記憶があります。

まだこの時点では、フリーランスとして本当にやっていけるのか、それとも再就職するのか、自分の中でもはっきりとした答えは出ていませんでした。学習を始めたばかりの、いわば宙ぶらりんな時期です。
それでも社会保険の手続き自体は待ってくれないので、この段階で判断を迫られる形になりました。

この切り替えにあたって、実は少し悩んだ選択がありました。

家族の扶養に入るという選択肢です。

当時は、扶養に入ることも検討しました。
ただ、この先どちらの道に進むにせよ、いずれ収入の状況が変わる可能性があり、そうなったときに扶養の範囲を超えて結局また抜ける手続きが必要になるかもしれない。
その「入って、また抜ける」という二度手間が面倒に感じられて、最初から国民健康保険に切り替えることを選びました。

当時の自分としては、「どうせ状況が変わるなら、最初から自分名義で通しておいた方がすっきりする」という考えもありました。

切り替え手続きで実際に必要だったもの

手続きにあたっては、お住まいの市区町村の窓口で対応することになります。

私の場合、必要になったのは主に以下のようなものでした。

  • 会社の健康保険の資格喪失を証明する書類(退職時に会社から発行してもらうもの)
  • マイナンバーが確認できるもの
  • 本人確認書類
  • 年金手帳や基礎年金番号がわかるもの

退職してから手続きまでに空白期間ができないよう、資格喪失証明書はできるだけ早めに会社側にお願いしておくとスムーズです。

私の場合も、この書類が手元に届くまで少し待つ形になり、結果的に手続き自体がぎりぎりのタイミングになってしまいました。退職が決まった段階で早めに会社側へ依頼しておくことをおすすめします。

今振り返ると、扶養にしておけばよかったと後悔している

ここが正直に書いておきたい部分です。結果として、あのときの選択から今までの収入は、扶養から抜けなければならない金額には届いていません。

つまり、当時懸念していた「扶養に入ってすぐにまた抜ける手続きをする」という事態には、今のところなっていないということです。

今振り返ると、最初から国民健康保険に切り替える必要はなく、扶養に入ったままで様子を見て、実際に収入が増えてきたタイミングで切り替えれば十分だったと感じています。
「将来的な二度手間を避けたい」という判断が、結果的には先回りしすぎた選択になってしまいました。

国民健康保険料は決して安くはなく、扶養のままであればかからなかったはずの負担を、まだ先の見えない不安定な時期に背負うことになってしまったのは、今でも少し痛かったなと感じている部分です。

先が読めない時期は、どうしても「この先こうなるだろう」という前提で手続きを考えがちですが、実際には想定通りに進むとは限りません。

これから独立を考えている人には、扶養に入れる状況であれば、まずは扶養のままにしておいて、実際に収入が増えてから切り替えを検討する、という順番も選択肢に入れておくことをおすすめしたいです。
手続きは、必要になってから動いても十分間に合うことがほとんどです。

フリーランスとして進む決意が固まってから、開業届を提出

社会保険の切り替えからしばらく時間が経ち、学習を重ねる中で、フリーランスとして進んでいく決意が固まったタイミングで、開業届を提出しました。マネーフォワードの開業届作成サービスを使って手続きを行っています。

必要事項をフォームに沿って入力していく形式だったので、多少調べながらではありましたが、思っていたほど苦労せずに提出まで進められた記憶があります。屋号を決めるかどうかで少し悩んだくらいで、それ以外は迷うことなく進められました。

青色申告特別控除など、税制上のメリットを受けるためには開業届と合わせて青色申告承認申請書の提出も必要になりますが、こちらもマネーフォワードの流れの中で一緒に作成できたので、後から慌てて別途対応する手間は省けました。

ただ、正直に書いておくと、今でも少し不安に思っていることがあります。

提出後、税務署が届け出を受け付けたことを示す控えは受け取れるのですが、「開業届として問題なく登録されましたよ」という明確な通知のようなものはありません。

控えは手元にあるので手続き自体は完了しているはずなのですが、「本当にちゃんと開業した状態として扱われているのだろうか」という漠然とした不安は、正直今でも少し残っています(笑)。
おそらく気にしすぎなのだとは思いますが、同じように感じている人もいるのではないでしょうか。

振り返って思うこと

開業届の提出はスムーズでしたが、社会保険の切り替えについては、今になって「もう少し慎重に考えればよかった」と思う部分がありました。

手続きの中には、確かに一度進めてしまうと簡単には元に戻せないものもあります。
ただ今回の件で痛感したのは、「あとの手続きが面倒だから」という理由だけで、支出が増える選択を選ぶべきではなかった、ということです。
扶養から抜けて再度手続きをする手間は、正直それほど大きな負担ではなかったはずで、それよりも先の見通しが立たない時期に固定費を増やしてしまったことの方が、結果的には重かったと感じています。

特に社会保険や税金まわりの手続きは、独立準備の中でも後回しにされがちな部分だと思います。
案件を取ることや、スキルを磨くことにどうしても意識が向きがちで、こうした事務的な手続きは「あとでいいや」となりやすい。ただ、期限が決まっているものも多く、後回しにした結果、選択肢自体が狭まってしまうこともあります。

今回の扶養の件も、もう少し時間をかけて調べたり、実際に窓口や専門家に相談したりしていれば、違う判断ができたかもしれないと感じています。

確定申告についても、まだ入力作業に手をつけられていない状態が続いています。その状況については、こちらの記事にまとめています。

税務・社会保険まわりの手続きは、後から取り返しがつきにくい部分も多いので、迷ったときは焦って結論を出さず、一度立ち止まって考える価値があると、今になって実感しています。