Webデザインの学習を始めて15ヶ月目が過ぎました。
今月は、派手な新しい技術の習得や大きなトピックがあるわけではありません。淡々と実務の案件や日々の作業に向き合う、そんな静かな1ヶ月となりました。
しかし、ふと立ち止まった時、先月(14ヶ月目)に直面したあの苦い記憶が頭をよぎります。
華やかな成功談だけでなく、泥臭くつまずき、そこからどう足元を固め直したのか。
今回は、先月の反省と、それを経た今のリアルな記録を残しておきたいと思います。

14ヶ月目の振り返り:私が直面した「プロの壁」
振り返れば先月は、自分の未熟さをまざまざと突きつけられる月でした。
ありがたいことにA-TECHの運営元から業務委託案件をいただき対応したものの、結果は反省点ばかり。
順風満帆に進んでいると思っていた矢先の出来事だっただけに、受けるショックも大きかったのを覚えています。
当時の大きな敗因は、ハッキリしていました。
それは「事前確認の不足」と「見積もりの甘さ」です。
「これくらいで進められるだろう」「前回と同じようにやれば大丈夫だろう」という慢心や油断があり、いざ作業を進めると想定外のところでつまずいてしまいました。
コードを書くこと自体は楽しいし、テキストエディタに向かっている時間は夢中になれるのに、いざ「案件を回す」となると、自分の予測の甘さが次から次へと露呈していきました。
結果としてスケジュールが圧迫され、自分で自分の首を絞めるような状態になり、クライアントや進行にまで迷惑をかけてしまうことに。
「作るスキル」があることと、案件全体の仕様を把握し、スケジュールをコントロールして円滑に完遂する「プロとしてのスキル」は、全く別物なのだと思い知らされました。
案件が終わったあとは、自分の力のなさに深く落ち込み、メンタルが大きく下ブレてしまうほどの痛手でした。
「本当にこのままフリーランスとしてやっていけるのだろうか」 そんな不安が頭をよぎり、誇れるような成果は何ひとつない、ただただ自分の未熟さに打ちのめされた1ヶ月でした。
15ヶ月目の変化:失敗をどう日々の動きに落とし込んだか
大きなイベントや新しい挑戦がない15ヶ月目でしたが、だからこそ、この先月の反省を自分の行動にどう落とし込むかという「地味な改善」に徹する期間になりました。
落ち込んでいるだけでは何も変わらない。そう思い直して、日々の作業フローを根本から見つめ直すことにしたのです。
具体的に意識を変えたのは、作業に着手する前の「手前のステップ」です。
以前の自分であれば、分からない部分や曖昧な仕様があっても、「まあ、作りながら調べれば何とかなるだろう」と、なんとなく見切り発車で書き始めてしまうことがありました。
それが結果として大きな手戻りを生む原因になっていたのです。
しかし今月は、着手前のヒアリングや仕様の確認を、これでもかというほど細かく行うように徹底しました。
少しでも疑問に思った点はその場で曖昧にせずクリアにし、タスクを細分化して可視化する。
そして「これくらいで終わるだろう」という楽観的な見積もりを完全に捨て、スケジュールには常に予備日を設けて余裕を持たせるようにしました。
劇的な変化や、世間に誇れるような派手な成果はありません。コードの見た目が劇的に変わったわけでも、新しいすごい技術をマスターしたわけでもありません。
それでも、一歩一歩の作業において「前回の失敗を繰り返さないためのブレーキとアクセル」を自分で踏み分けられるようになってきた感覚があります。
あの時味わった悔しさと恥ずかしさが、今の私の行動を少しずつ、確実に変えてくれているのだと思います。
地味な積み重ねの先にあるもの
A-TECHに入って半年以上が過ぎ、綺麗ごとばかりではない現実や、自分の実力不足に直面する場面はこれからもたくさん訪れるでしょう。
SNSを見れば、同期や他のフリーランスが次々と新しい案件をこなしたり、華やかな成果を上げている姿が目に入り、焦る気持ちがゼロだと言えば嘘になります。
「特別なトピックがない=停滞している」ように見えるかもしれませんが、失敗から目を背けず、自分の動きを一つひとつ修正していくこの地味なプロセスこそが、フリーランスとして生き残るために一番必要な時間なのだと今は思っています。
華やかさはなくてもいい。一足飛びに理想の姿になれなくてもいい。
焦らず、自分の足でしっかりと地面を踏みしめながら、目の前の案件一つひとつに誠実に向き合う。
そんな足元を固め直す15ヶ月目を経て、また来月からも、泥臭く一歩ずつ前進していきたいと思います。

