推し活について色々書いてきましたが、そういえば「そもそもなんで応援するようになったのか」をちゃんと書いたことがなかったな、と思って今回まとめてみることにしました。
きっかけから今に至るまで、結構長い話になります。応援してきた選手の話も出てくるので、思い出しながら振り返ってみようと思います。

沼の入り口は、知り合いに連れられて見に行った一試合
初めて見た試合で心を掴まれた瞬間
応援するようになったのは、知り合いに連れられて試合を見に行ったのがきっかけです。東日本大震災があった年のことでした。
当時はファンサービスのある練習見学も、今思えば軽い気持ちで行けていました。今はファンサービスありの見学は抽選になっていたりするので、時代の変化を感じます。
せっかくなので、練習見学にも何度か足を運んだ記憶があります。
初めて見た試合のことは今でも覚えています。キム・クナンというDFの選手が出ていたのですが、その日はDFとしてではなく、CFとして途中出場していました。しかも、本来のポジションじゃないのにちゃんと得点も決めていて。
「本職じゃないところで結果を出している姿」に、なぜかすごく引き込まれました。今思えば、これが沼の入り口だったんだと思います。
小林祐三にドはまりした、年間チケット時代
それから夢中になったのが、小林祐三というサイドバックの選手でした。ドリブルで駆け上がっていく姿を見るたびにワクワクしていましたし、たまに得点まで決めてしまうこともあって。
この頃は年間チケットを持って、3〜4年くらいは足しげく通っていました。
小林祐三さんについては、この後もう一度出てきます(笑)。
見たことはないけれど、忘れられない存在
実は、実際にプレーを見たことがない選手の話も、ひとつだけさせてください。松田直樹さんです。
18歳でマリノスに入団し、長年チームの象徴のような存在として活躍していた選手です。
私が応援を始めた頃には、すでにチームを離れて別のチームに移っていたので、生でプレーを見る機会はありませんでした。それでも、熱いプレーでサポーターに愛されていた選手だったということは、後から知ることになりました。
移籍してからそう時間が経たないうちに、練習中に倒れて、そのまま帰らぬ人になってしまいました。34歳という若さでした。
うろ覚えなのですが、マリノスの練習場に設置された献花台に、足を運んだ記憶があります。プレーを一度も見たことのないファンが献花に行くというのも、少し不思議な話かもしれません。
それでも、それくらい多くの人に惜しまれた選手だった、ということなんだと思います。
一度もプレーを見たことがないのに、命日が近づくと、なんとなく彼のことを思い出します。直接の思い出があるわけではないのに、応援を続けているうちに、いつの間にか自分の中にも大切な存在として根付いていたんだと思います。
一度離れかけた時期と、また引き戻された瞬間
推しの移籍で、応援熱が一度下がった
そんな小林祐三さんが契約満了で移籍し、同じ時期に中村俊輔さんも移籍してしまいました。
好きだった選手が立て続けにいなくなったことで、正直、応援する熱量が少し下がってしまった時期があります。
その頃は現地観戦からは足が遠のいていたのですが、成績だけはずっと気にしていました。完全に離れたわけではなく、心のどこかではずっと繋がっていた、という感じです。
優勝目前。「この瞬間だけは見なきゃ」と思った
そんな中、あるシーズンに優勝目前というところまで来ているのを知って、「これは優勝が決まる瞬間だけは見なきゃ」と思い、テレビの前に張り付いていました。チケットは取れませんでした。
この頃から、DAZNで毎試合ちゃんと見るようになりましたし、たまに一人でスタジアムに足を運ぶこともありました。まだ結婚する前だったので、自分のタイミングで好きに動けていた時期でもあります(笑)。
また優勝の瞬間を。仲川輝人・宮市亮への思い
それから数年後、また優勝するかもしれないというところまで来て、「これはまたテレビで見ておかなきゃ」と思って見ていました。
この頃好きだったのは仲川輝人選手と宮市亮選手です。同い年ということもあって親近感がありましたし、仲川選手は小柄な体格ながら活躍している姿に惹かれていました。

ところが、その仲川選手も移籍することになり、「私が推し始めると、その選手は移籍する」という謎のジンクスが自分の中で確立されつつあります(あくまで自分だけのネタです)。
それからは、特定の選手というより「箱推し」寄りにシフトしていきました。DAZNで見るスタイルは変わらず、結婚してからは夫と一緒に観戦するようになりました。
ACL(アジアの大会)に出場したときは、深夜の試合でもちゃんと起きて応援していました。
箱推しの中でも、永戸勝也選手には特別な思いがあった
箱推し寄りにシフトしていったとはいえ、今また特に応援している選手に出会う前に、実は永戸勝也選手にも夢中になった時期がありました。またサイドバックの選手です(笑)。
プレースタイルが好きだったのはもちろんですが、単純にイケメンだったというのも大きいです。
久しぶりにガチャでグッズを買ってみたら、永戸選手を自引きできたことがあって、それが素直に嬉しかったのを覚えています。
ところが、そのすぐ後に移籍が決まってしまいました。件のジンクスが、またひとつ更新された瞬間でした…。
今、応援している選手たち
角田の帰還と、井上太聖の背番号ストーリー
最近になって、海外のチームでプレーをしていた角田涼太朗選手がチームに戻ってきました。
海外移籍する前は、正直あまりプレーを見たことがなくて(私の気持ちが少し離れていた時期と重なっていたので)、帰ってくると聞いたときは純粋に楽しみでした。あと、ビジュアルの好みというのもあります(笑)。
中澤佑二さんがつけていた背番号22を継承したというのも、なんだか感慨深いですし、プレー自体も熱いので、素直に好きな選手です。
それからもう一人、井上太聖選手。プレースタイルもさることながら、プロになるまでの経緯がもう本当に好きなんです。
大学卒業後にサガン鳥栖に加入したのですが、当時のスカウト担当が、あの小林祐三さんだったんです(引退後、鳥栖の強化部にいらっしゃいました)。
そしてマリノスから声がかかり、背番号を決める段階になったとき、小林祐三さんがマリノスでつけていた13番が空いていたので、それを受け継いだ。このストーリーを知ったとき、勝手に胸が熱くなりました。

推しを明言すると移籍する説があるので、あまり言いたくないけれど
推しをはっきり明言すると、あの謎のジンクスが頭をよぎってしまうので、あまり大きな声で言いたくはないのですが(笑)、今は角田選手と井上太聖選手が特に好きです。
それ以外にも、今シーズンから加入した二田選手や三井寺選手はどんな活躍を見せてくれるか気になっていますし、谷村選手の活躍は言うまでもなく、天野選手の覚醒には胸が熱くなりますし、宮市選手のパッションも相変わらず大好きです。
知念選手の球際の強さや気持ちが全面に出る熱さも好きですし、近藤選手のスピードとさわやかさも好きですし、ジェイソン選手の守備は鉄壁だし、関富選手はイケメンだし……
――挙げ出すとキリがないので、この辺にしておきます。それくらい、今は「気になる選手」がたくさんいる状態です。
応援スタイルの変化と、今のところの結論
ゴール裏から、ゆったり見られる席へ
見始めた頃はゴール裏で応援していました。久しぶりにまた見に行くようになってからは、ゆったり見られる席に変えています。
それでも、試合そのものへの熱量はそこまで変わっていないと思います。勝てば嬉しいし、負ければ悔しい。降格圏内に入りそうになったときは毎試合泣きそうでしたし、ACLの決勝で負けたときは本当に泣いて、しばらく放心状態でした。

個を推すというより、箱を推す
ここまで選手について色々書いてきた通り、個人を推すというより、チーム全体を推す熱量の方が、今は強くなっているように思います。
日々の観戦や、選手・チームとの向き合い方の変化については、こちらの記事でも詳しく書いています。
こうして振り返ってみると、「本職じゃないところで結果を出す選手に惹かれた」あの日の瞬間から、応援のスタイルも、好きになる対象も、ずいぶん変わってきました。
それでも根っこにある「頑張っている姿を見ると応援したくなる」という気持ちだけは、たぶん今もあの日のままなんだと思います。


