在宅ワーク環境というと、こだわり抜かれたデスク周りやおしゃれなインテリアを紹介する記事をよく見かけます。
観葉植物を置いたり、モニターアームでスッキリ配線をまとめたり、といった写真映えする環境作りに憧れがないと言えば嘘になります。
ただ、正直に言うと、私の環境は今のところ「必要最低限」の域を出ていません。
この記事では、見栄を張らずに今の環境をそのまま紹介しつつ、唯一しっかり投資した「PCの買い替え」について詳しく書いてみようと思います。
フリーランスとして独立するきっかけになったWEBCOACHのレビューついては、こちらの記事にまとめています。
今の環境は、これといって特別なものはない
デスクは家を新築した際に設備として作ってもらったものですが、椅子は独立前から使っていたものをそのまま使い続けています。
モニターはデュアルモニターにしていますが、これは会社員時代からの名残です。
リモートワークが広がった頃、会社で不要になったモニターを譲り受けたのがきっかけで、そのまま独立後も使い続けている形になります。
「作業効率のために計画的に揃えた」というより、たまたま手元にあったものを活用している、というのが正直なところです。
正直、環境そのものにはまだあまりこだわれていません。ただその中で唯一、明確な理由があって投資したのが、PC本体の買い替えでした。

前のPCでは、作業がまったく進まなかった
もともと使っていたのはASUSのノートパソコンで、スペックはメモリ8GB、SSD256GB、CPUはCore i5でした。
フリーランスとして独立する前、学習を始めた当初はこのスペックでも特に問題を感じていませんでした。
しかし、実際の案件で扱うデータが重くなってくるにつれて、明らかに限界が見えてきました。
特に苦しかったのが次のような場面です。
- Figmaでデザインファイルを開きながら、Photoshopやillustratorで細かい部分の調整を並行して行うとき
- 情報量の多いFigmaのデザインデータを見ながら、VSCodeでコーディング作業を進めるとき
こうした場面では、アプリの切り替えのたびに動作が固まったり、カーソルの反応が遅れたりすることが日常茶飯事でした。
ファイルを保存しようとした瞬間にフリーズして数秒間何も反応しなくなる、といったことも何度もありました。作業が止まるたびに集中が途切れ、地味にストレスが積み重なっていったのを覚えています。
学習中の課題程度であれば、このスペックでも大きな問題は感じていませんでした。
ですが、実案件で扱うデータは学習用の課題よりも圧倒的に重く、複数のツールを同時に開きっぱなしで作業する場面も増えていきます。
「独立してから初めて、スペック不足が仕事のスピードに直結する」ということを痛感しました。

最近はコーディングの際にClaude Codeも活用するようになったのですが、これがさらに追い打ちをかけました。
AIツールを使った開発は、複数のプロセスが同時に動くぶんマシンへの負荷も大きく、非力なスペックのままではむしろ作業効率が落ちてしまう場面すらありました。
せっかく便利なツールを使っているのに、PCの性能がボトルネックになって思うように進められない。
この状態はさすがに看過できないと感じ、買い替えを決意しました。
買い替えたPCのスペック
新しく購入したのも同じASUSのノートパソコンですが、スペックは大幅に上げました。
| 項目 | 買い替え前 | 買い替え後 |
|---|---|---|
| メーカー | ASUS | ASUS |
| メモリ | 8GB | 32GB |
| ストレージ(SSD) | 256GB | 1TB |
| CPU | Core i5 | Core Ultra 7 |
買い替えてからは、FigmaとPhotoshop・illustratorを同時に開いていても動作がもたつくことがほとんどなくなり、VSCodeでのコーディング作業も驚くほどスムーズになりました。
Claude Codeを併用していても以前のような重さを感じることはなく、「なぜもっと早く買い替えなかったのか」と思うくらい快適になりました。
作業中に何度もフリーズを待つ時間がなくなっただけで、体感としての作業スピードはかなり上がったと感じています。今までフリーズ待ちに使っていた時間が、そのまま作業時間に変わった感覚です。
金額としては決して安い買い物ではありませんでしたが、日々の作業効率を考えると、もっと早く踏み切っておけばよかったと今では思っています。

Webデザイン・コーディング向けPCのスペック目安
自分自身がスペック不足で苦労した経験から、これからPCを選ぶ人向けに、Webデザインやコーディングを想定した場合のスペックの目安を簡単にまとめておきます。あくまで実体験ベースの感覚ですが、参考になれば幸いです。
| 項目 | 最低限(学習・軽い作業向け) | 快適に作業したいなら |
|---|---|---|
| メモリ | 8GB | 16GB以上(できれば32GB) |
| ストレージ(SSD) | 256GB | 512GB〜1TB |
| CPU | Core i5相当 | Core i7 / Core Ultra 7相当以上 |
学習中でごく軽い作業しかしないうちは、最低限のスペックでも大きな問題は出にくいと思います。
ただ、Figma・Photoshop・illustrator・VSCodeなど複数のアプリを同時に立ち上げて作業する場面が増えてきたら、メモリは16GB以上、できれば32GBあると安心です。
ストレージも、デザインデータや開発環境のファイルが増えてくることを考えると、512GB以上を選んでおいた方が後々の入れ替えの手間が省けます。
最近はAIコーディングツールを併用する人も増えてきているので、そうしたツールを日常的に使う予定があるなら、CPU・メモリともに余裕を持ったスペックを選んでおくことをおすすめします。
これから整えたいと思っていること
PC以外の環境については、正直まだ手をつけられていない部分が多いです。
今はモニターを2枚使っていますが、作業内容によってはもう1枚増やしてトリプルモニターにしたいと考えています。
また、椅子も独立前から使っているものが古くなってきているので、そろそろ買い替えたいと思っている段階です。
ただ、どちらも「いつかやりたい」の段階に留まっていて、具体的な時期はまだ決まっていません。
最小限の環境からでも始められる
華やかな環境紹介と比べると地味に見えるかもしれませんが、実際のところ、案件をこなす上で本当に投資が必要だったのはPC本体だけでした。
デスクや椅子、モニターの枚数は、後からいくらでも整えていけます。逆にPCのスペックだけは、作業の快適さに直結する部分なので、これから独立を考えている人には優先して見直しておくことをおすすめしたいです。
環境が整うたびに、またこの記事も更新していく予定です。


